付録A もっと学びたい人のために

要約

ここでは今まで説明してきた数学や物理のさらに発展、洗練された内容について学びたい人のために推薦図書を上げる。大学で習う物理学には力学、熱力学、電磁気学、統計力学、量子力学、相対性理論などがある。大学で習う数学には解析学、線形代数、複素解析、論理学、群論、トポロジーなどがある。ここに紹介されている本をこのサイトからのリンクから買うと著者に広告料が入るので、どうせ買うならぜひここから買い求められたい。

目次

A.1 名著

A.1.1 物理

物理学全般

力学、特殊相対性理論、熱力学、気体分子運動論、統計力学、電磁気学、物性、量子力学などの基礎的な概念が分かりやすく解説されている名著。 大学1、2年で習う物理や物理に必要な数学の概略がよく分かる。 ちなみに書いたのはこの人。
リチャード・P・ファインマン

解析力学

『量子力学を学ぶための解析力学入門 増補第2版』はファインマン物理学の力学を読み終わるなどして、ニュートン力学について理解した後で解析力学を勉強する人にお薦めである。 この本を読めば後で量子力学を学ぶときに必要になる解析力学の内容は十分学べる。

『力学 (増訂第3版) ランダウ=リフシッツ理論物理学教程』はファインマン物理学であまり触れられていない解析力学について詳しく解説されている。 ちなみに書いたのはこの人。
レフ・ダヴィドヴィッチ・ランダウ

熱力学

熱力学から散逸構造まで詳しく解説されている。 ちなみに書いたのはこの人。
イリヤ・プリゴジン

量子力学

量子力学から相対論的量子力学までを特に詳しく扱っている。 ちなみに書いたのはこの人。
清水 明
ポール・エイドリアン・モーリス・ディラック

物理化学

量子力学や統計力学の化学への応用について書かれている。

A.1.2 数学

数学全般

微分積分、複素解析、関数空間、群論、リーマン幾何学など、大学の数学科の1,2年生で習う数学の大筋が解説されている。

A.1.3 教養

未来科学

収穫加速の法則や知的特異点について解説してある。

歴史

教養として知っておくべき歴史と現代日本が抱える課題。

A.2 入門書

A.2.1 物理の入門書

熱力学

熱力学の3法則、熱エネルギーやエントロピーや自由エネルギーなどの概念の入門に。

量子力学

状態の重ね合わせや不確定性原理、シュレディンガー方程式などについて解説してあり量子力学が古典力学とまったく違うことが分かる。

A.2.2 数学の入門書

論理学

軽い論調ながらも記号論理の基礎的な部分から、述語論理、ε-δ論法や集合論まで幅広く解説してあり、よほど厳密に数学を使わなければいけない人以外はこの本さえ読んでおけば論理学で困ることはなくなる。

ベクトル解析

ガウスの定理やストークスの定理など、これさえ読んでおけばひとまず電磁気学をやるのに困る事はない程度のベクトル解析の知識が手に入る。

A.2.3 受験参考書

物理

とりあえず受験で使う分には、この程度でいいらしい。

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