このサイトの使い方マニュアル

要約

このサイトは物理を勉強したい、どんな人にも役に立ちます。 丸暗記に傾きがちな受験勉強じゃなくて、ちゃんと意味を理解して物理の問題を解けるようになります。 どのレベルの受験にも対応しているし、この世界の深い真理への入り口として物理を勉強している人にも役に立ちます。

目次

1 学校の試験勉強に使いたい方はこちら

1.1 解説している範囲

このサイトでは主に力学について解説しています。 力学というのは、高校の教科書では「運動の法則」とか「エネルギー」とか言われる範囲です。 物の動き方とか、位置とかを計算する分野を主に解説しています。

このサイトでは力学を身につけるための解説をしています。 「身につける」というのは、学んだことが血となり肉となって体に染みこみ、習う前の状態に戻ろうとしても戻らないような状態を言います。 自転車の乗り方と一緒で、一度覚えたら10年だって覚えていられるぐらい、深く理解するということです。 試験でそこそこの点を取りたいだけなら別にそんな深い理解なんて必要ないですが、教科書に載ってる問題の解き方を丸暗記して、試験が終わったら勉強したことを全部忘れるよりは、同じぐらいの苦労でちゃんと理解しておいた方がいいですよ。 学校の試験なんて何点でもどうってことないけど、すぐに大学入試があるんだから。

1.2 具体的な使い方

学校の試験を効率よく乗り切るには、このサイトの各ページの始めの方でしている、簡単な説明だけをひと通り読んで、全体の流れを勉強した後で、学校の教科書の問題を勉強するのがいいです。 このサイトには難関大入試にも対応できるような、難しい内容も書いてありますが、それは学校のテストでは出ないので、ひとまず飛ばしておきましょう。 教科書だけでは理解できないような、力学の具体的なイメージを学習してください。 同じだけ勉強しても、自分が何を何のために勉強しているのかを分かっているだけで理解の深さが違うし、闇雲に問題の解き方を覚えようとするより楽に身につけることができます。

1.3 試験を乗り切ったら

学校のテストでそこそこの点が取れるようになったら、このサイトの後半に書いてあるような、より深い解説も読んでみましょう。 そうすれば、入試のために受験勉強を始める時に楽になります。 受験勉強を始めてから、ここに戻ってきてより深い内容に手を付けるのもありです。 では、さっそく勉強を始めて下さい。

2 普通の受験勉強に使いたい方はこちら

2.1 解説している範囲

このサイトでは主に力学について解説します。 しかし、物の運動という題材は物理の科目の様々な所に関係してくるので、電磁気学や熱力学の分野でも役に立ちます。 要するに、入試で点数を取りたいなら抑えておいて損がない部分です。

2.2 このサイトで何が身につくか

このサイトで勉強すれば教科書でやるような問題より1ランク上の、入試で合否を分けるような問題を安定して解答できるような実力がつきます。 しっかりした力学への理解の上に、受験勉強を積み上げればどんな問題が出てもある程度解答できる実力がつきます。

「この問題は解けるけど、この問題は解けない!本番でこっちが出たらどうしよう!」

そんな不安と無縁の、安定した学力が身につきます。

2.3 具体的な使い方

全体を流して読んで後からじっくり読むとか、初めからじっくり読むとか、読み進め方は自分の好きなように、いろんなやり方で読んで下さい。 ただ、このサイトの解説は単に読むだけでなく、自分で実際に体験するという経験をしながら読むようにしてください。 書いてあることを、書いてある通りに、自分の身の回りの物を使って自分でやってみるのです。 さらに、「こういう時はどうなるのかな?」と、自分で考えていろいろやってみると最高です。 こういう体験を通じて力学の問題が手に取るように分かるようになってくるのです。 こうやって物理に理解を深めて、入試問題などを解いて、さらに理解を深めていけば、安定した実力を身につけることができます。

3 最難関の大学を目指している方はこちら

3.1 難関校の入試突破に必要なもの

難関大の入試で求められる学力を身につけるには、教科書や受験参考書を使って勉強しただけでは不十分です。 その方法で十分な学力を身につけることも不可能ではないですが、効率が悪いのでほとんどの人は身に付けることができません。 そして難関大は難関なままということになります。

難関大の物理の問題を安定して解くには次のような力が必要になります。

これらは類題を整理して問題の解き方を暗記するような勉強では身につきません。 不可能ではないですが、逆に遠回りすることになります。 むしろ、そうやって「実力もないのにテクニックでごまかそうとする学生」を振り落とすために入試があるのです。 わざわざ、一生懸命勉強して振り落とされる側の学生にならないようにしましょう。

3.2 どうやってそれを身につけるか

このサイトでは、このような従来の教材では不十分にしか解説されていないのに難関大入試で絶対必要になる能力を解説してあります。 隅々まで読んで、読んであることを自分でも同じようにやってみて、体験してください。 紙の上でだけ勉強しても、物理は決してできるようになりません。 自然科学を学ぶには、自然と触れ合わないといけないのです。

難関大でも、入試に対応するだけなら、普通の入試よりちょっと深いぐらいの理解で十分で、あとは問題の解き方を覚えるために問題演習するのがいいと思います。 普通の内容に加えて、さらに発展した内容まで学びたい人はこちらも読んでみるといいです。
真理について考える一ヶ月

4 純粋に物理を勉強したい方はこちら

4.1 物理を趣味で勉強したい人へ

物理を楽しんで勉強したい人には、このサイトはうってつけの教材です。 物理の楽しさを分かっている人でなければ、物理の楽しさを人に教えることはできません。 このサイトはその、物理の楽しさを知っている人間が書いているものです。 自然に読み進めていけば、それが一番楽しく学べる方法だと思います。 このサイトを全部読めば、次は好みに合わせて最高の物理学者達が書いた本を読み始めることができるだけの力がついているはずです。

4.2 物理を道具として使うために勉強したい人へ

こういう人に一番読んでもらいたいと思っています。 入試とか試験とか、そんな些細な問題ではなく、この世界の中で実現したい自分の目的のために物理を使う。 そのために物理を勉強し、身につける必要があるという人です。 このサイトでは主に古典力学について解説しますが、道具として使う物理としては量子力学までをしっかり学べば大きな枠組としては十分です。 あとそれを現実の系に応用するための手法も個別に学ばないといけないかもしれませんが。 このサイトを読めば、古典力学についてはかなり実用的に物理的な考え方をできるような力がつくはずです。

4.3 物理学者になりたい人へ

物理学者になりたくて物理を勉強する人にも、入門としてこのサイトをおすすめできます。 特に真理について考える一ヶ月は一読の価値ありだと思います。 でも、最後まで読むと分かると思いますが、あなたが第一線の研究者として物理の研究成果を出し始めるより先に、あなたより上手に物理の研究をする人工知能が完成する方が早いので、物理よりは計算機科学に進むのを薦めます。 そしてその人工知能に物理の研究をさせれば、自分でやるよりずっと楽に重要な発見ができるようになります。


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